「手をとりあって」👑QUEENと東京オリンピック2020
こんにちは、猫好き父さんです。
クイーン(QUEEN)の名曲「手をとりあって (Teo Torriatte (Let Us Cling Together))」と、東京2020オリンピック(2021年開催)について、その関係性と当時の反響を解説します。
東京2020の象徴となった一曲
2021年8月8日に行われた東京2020オリンピックの閉会式。そのクライマックスと言える場面で、クイーンの「手をとりあって」が会場に流れ、世界中の人々に大きな感動と驚きを与えました。
この曲が使用されたのは、閉会式の終盤、フィールド上にいた選手たちが見上げる中、無数の光の粒子が集まって五輪のマークを形作るという、幻想的で感動的な演出の場面でした。
なぜ「手をとりあって」が選ばれたのか?
この選曲は、単なるBGMではなく、東京2020オリンピックが置かれた特別な状況と、楽曲が持つ背景が奇跡的に重なり合った、非常に深い意味を持つものでした。
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日本のファンへの特別な想いが込められた曲
- 「手をとりあって」は、1976年のアルバム『華麗なるレース (A Day at the Races)』に収録された、ギターのブライアン・メイが作詞作曲した楽曲です。
- 特に熱狂的だった日本のファンへの感謝を込めて作られ、サビの歌詞が日本語で歌われているのが最大の特徴です。これは、洋楽アーティストとしては極めて異例なことでした。
- この曲は、クイーンと日本のファンの間の「特別な絆」の象徴であり続けてきました。
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コロナ禍のオリンピックとの共鳴
- 東京2020オリンピックは、新型コロナウイルスの世界的パンデミックという未曾有の困難の中で開催されました。大会の開催自体に賛否両論があり、無観客での実施となるなど、多くの制約がありました。
- そんな中、分断されがちな世界に向けて、「みんなで困難を乗り越えよう」というメッセージを発信することが、このオリンピックの重要なテーマの一つでした。
- そこで「手をとりあって、このままいこう」「愛する人よ、静かな宵に」「光をともし、愛しき教えを抱き」という日本語の歌詞が持つ**「連帯」「希望」「未来への光」**といったメッセージが、まさに大会の精神と完璧に合致したのです。
当時の反響:「神選曲」「涙が出た」の声が殺到
閉会式でこの曲が流れた直後から、SNS(特にX、旧Twitter)では感動と賞賛の声が爆発的に広がりました。
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感動と共感の声:
- 「この状況で『手をとりあって』は反則だろ…涙腺崩壊した」
- 「分断じゃなく、手を取り合っていこうというメッセージが心に刺さった」
- 「選曲した人、天才すぎる。最高のフィナーレ」
- 「亡くなったフレディ・マーキュリーが、天国から東京と世界中の人々へエールを送ってくれているようだ」
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クイーンファンからの喜び:
- 長年のファンからは、「日本のために作ってくれたこの曲が、東京のオリンピックで流れるなんて夢のよう」「クイーンと日本の絆の集大成だ」といった、歴史的な瞬間に立ち会えたことへの喜びの声が多く上がりました。
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世界からの注目:
- 海外の視聴者からも「日本の閉会式でクイーンの曲が流れている!」「日本語の歌詞があるなんて知らなかった、美しい曲だ」といった驚きや感動のコメントが寄せられ、世界的に大きな話題となりました。
まとめ
クイーンの「手をとりあって」は、単に有名な曲だからという理由で選ばれたわけではありません。日本のファンへの感謝を込めて作られたという**「歴史的背景」と、コロナ禍という困難な時代に「連帯と希望」を呼びかける「歌詞のメッセージ性」**。この二つが、東京2020オリンピックという舞台で見事に融合しました。
結果としてこの選曲は、大会を象徴するハイライトとなり、音楽が持つ力を改めて世界に示す感動的な出来事として、多くの人々の記憶に深く刻まれています。