クイーン初期の名曲👑クイーン、「My Fairly King」の新リリック・ビデオ公開
クイーン、「My Fairly King」の新リリック・ビデオ公開
こんにちは
猫好き父さんです
懐かしい
新しい音源で生まれ変わった
感じですね
クイーン、「My Fairly King」の新リリック・ビデオ公開。海外では新装版『Queen I』の新たなドルビーアトモス・ミックスによるブルーレイ・オーディオとしてすでに発売され、それに合わせての新たなリリック・ビデオが公開。日本盤Blu-rayオーディオは6/18発売です。https://t.co/89sbJPw9jB
— MUSIC LIFE CLUB (@musiclife_club) June 17, 2025
クイーンの「My Fairy King」について。
「My Fairy King」は、クイーンが1973年にリリースしたデビューアルバム**『Queen』**に収録されている楽曲です。
この曲は、クイーンのボーカリストであるフレディ・マーキュリーが作詞・作曲を手がけました。
曲の主な特徴と背景:
- 初期のクイーンサウンドの確立: デビューアルバムに収録されていることもあり、この曲にはクイーンの音楽性のルーツとも言える要素が詰まっています。ハードロックを基調としながらも、オペラティックな要素や多重録音によるコーラスワーク、そして演劇的な構成が見られます。
- 歌詞の内容とテーマ: 歌詞は、まさにタイトルが示す通り「妖精の王」を巡る幻想的な世界観を描いています。神秘的で架空の王国や登場人物が登場し、非常に詩的で物語性のある内容です。この幻想的な世界観は、フレディの豊かな想像力と、後のクイーンの壮大な楽曲群へと繋がる片鱗を見せています。
- フレディのボーカルの多様性: この曲では、フレディのボーカルの多彩さが際立っています。囁くような部分から、力強く歌い上げる部分、そしてオペラのようにドラマティックに展開する部分まで、彼の声域と表現力の幅広さを示す初期の代表例と言えます。
- ピアノの重要性: フレディがピアノを弾きながら歌っている曲であり、ピアノが楽曲の重要な骨格を成しています。重厚なピアノの音色が、曲の世界観を深めています。
- 後の「Bohemian Rhapsody」への萌芽: この「My Fairy King」は、構成の複雑さや多重ボーカルの活用など、後のクイーンを代表する大作「Bohemian Rhapsody」に通じる片鱗が見られる楽曲として、ファンの間でよく言及されます。実際、フレディはこの曲で「Bohemian Rhapsody」の基礎となる要素(「Mama」という歌詞など)を試したとも言われています。
楽曲が与えた影響:
「My Fairy King」は、単なるアルバムの一曲としてだけでなく、クイーンがこれから歩む壮大な音楽の旅の序章として重要な位置を占めています。彼らがただのロックバンドではない、唯一無二のエンターテイナー集団であることを予感させる一曲であり、初期のクイーンを知る上で欠かせない楽曲の一つです。
ファンにとっては、クイーンの創造性の源泉と、フレディ・マーキュリーの類稀なる才能が初期から輝いていたことを示す、非常に興味深い楽曲と言えるでしょう。
クイーンのデビューアルバム「Queen」(邦題:『戦慄の王女』)について
クイーンのデビューアルバム「Queen」(邦題:『戦慄の王女』)は、1973年7月13日にリリースされました。このアルバムは、バンドの記念すべき第一歩であり、彼らの後のキャリアを特徴づける多くの要素がすでに存在している、非常に重要な作品です。
アルバムの概要と特徴:
- ジャンルとサウンド: ハードロック、プログレッシブ・ロック、そして初期のヘヴィメタル的な要素が融合したサウンドが特徴です。レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、ジェスロ・タルのような同時代のバンドからの影響も見られますが、そこにクイーン独自のハーモニー、ドラマ性、そしてオペラティックな要素が加わっています。
- 多重録音とハーモニー: フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーによる多重録音されたボーカルハーモニーは、このアルバムですでにその片鱗を見せており、後の彼らのトレードマークとなっていきます。特にフレディのボーカルは、非常に表現豊かで、曲によって様々な表情を見せます。
- 演劇性と幻想性: フレディ・マーキュリーが作詞・作曲した曲の多くは、幻想的で物語性のある歌詞を持っています。前述の「My Fairy King」はその典型であり、後のクイーンの壮大な世界観へと繋がる萌芽が見られます。
- 各メンバーの作曲への貢献: このアルバムでは、フレディだけでなく、ブライアン・メイやロジャー・テイラーも作曲を手がけており、バンド全体の多様な音楽性が示されています。
- 未熟さと粗削りさ: デビューアルバムならではの衝動性やエッジーさも感じられます。録音技術やプロデュース面では、後の作品と比較すると粗削りな部分もありますが、それがかえって初期クイーンのエネルギーを際立たせています。
主要収録曲:
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Keep Yourself Alive(炎のロックン・ロール):
- ブライアン・メイ作。アルバムのオープニングを飾る、クイーンの代表曲の一つ。疾走感あふれるギターリフと、力強いボーカルが印象的なハードロックナンバー。ライブでも初期から頻繁に演奏され、バンドのライブパフォーマンスの原動力となりました。
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Doing All Right(ドゥーイング・オール・ライト):
- ブライアン・メイとスマイル時代のメンバー、ティム・スタッフェルによる共作。ブライアンがピアノを弾いている数少ないクイーンの楽曲の一つで、アコースティックな導入からロックへと展開する構成が特徴です。
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Great King Rat(グレイト・キング・ラット):
- フレディ・マーキュリー作。長尺で重厚な構成、長いギターソロ、そして突然のテンポチェンジなど、初期クイーンのプログレッシブな要素が色濃く出ている曲です。
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My Fairy King(マイ・フェアリー・キング):
- フレディ・マーキュリー作。幻想的な歌詞と、オペラティックなボーカル、ピアノが特徴的な曲。後の「Bohemian Rhapsody」に通じる片鱗が見られます。
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Liar(ライアー):
- フレディ・マーキュリー作。非常にドラマティックで複雑な構成を持つ曲。変拍子や、フレディの感情豊かなボーカルが際立っています。
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The Night Comes Down(ザ・ナイト・カムズ・ダウン):
- ブライアン・メイ作。哀愁を帯びたメロディーと、アコースティックな響きが特徴。
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Modern Times Rock 'n' Roll(モダン・タイムス・ロックン・ロール):
- ロジャー・テイラー作詞・作曲・ボーカル。ロジャーらしい、シンプルなロックンロールナンバー。
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Son and Daughter(サン・アンド・ドーター):
- ブライアン・メイ作。後にブライアンの代名詞となる「ブライアン・メイ・ソロ」の原型となるギターソロが初めて披露された曲としても知られています。
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Jesus(ジーザス):
- フレディ・マーキュリー作。聖書をモチーフにした、神秘的でコーラスワークが特徴的な楽曲。
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Seven Seas of Rhye...(輝ける7つの海):
- フレディ・マーキュリー作。アルバムの最後に収録されている短いインストゥルメンタルに近い曲。後にセカンドアルバム『Queen II』で歌詞が加わり、シングルとしてリリースされ、クイーンが最初にチャートインした曲となります。
評価と位置づけ:
リリース当初は、批評家からの評価は賛否両論ありましたが、現在ではクイーンの音楽性の原点を示す作品として高く評価されています。このアルバムがあったからこそ、クイーンは唯一無二のサウンドを確立し、世界的なバンドへと飛躍することができました。ファンにとっては、バンドの持つエネルギーと可能性が凝縮された、まさに「始まりのアルバム」として特別な意味を持っています。